八大明王尊の主尊でもある不動明王尊は真言密教の仏様の中でも、古代から信仰されてきた仏様です。
よく神と思われる方がいますが、不動尊は大日如来の分身にして人々を救う仏様です。
曼荼羅の中では胎蔵曼荼羅界の持明院に配されています。
そこには般若心経の守護仏でもある般若菩薩尊や降三世明王尊などが一緒に配されています。
この持明院は人々を直接救う仏様がいると御理解下さい。
ですが、他の仏様もなにもしてくれないワケではなく、不動尊がより人々の声を聞いてくれるということです。
仏様はあくまでも即身成仏・もしくは解脱を悟るために修行の途中なのです。
そして、人々を救うことは仏様の徳を積む修行の一つとも言われています。
ですが、仏様には簡単に人々の声は届きません。
その為、より人々を救うために不動明王尊が登場したのです。
また、不動尊の憤怒の御姿は地蔵菩薩尊のような慈悲を隠し、罪人にも後悔と懺悔からの救済を行う母性も、その内に潜ませている炎の仏様です。
ただし、悪人・魔に対しては烈火の炎と降魔の利剣をもって消滅させる仏様なのです。
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